認定NPO法人 自然再生センター

活動紹介

研究・調査

自然再生センターは、中海自然再生協議会で承認された4つの事業の実施者となっています。
これらの実施計画は、自然再生推進法に基づいて作成されています。

01

中海浚渫窪地の環境修復事業
~湖底をきれいにする、それは恵みの中海を取り戻したいから~この事業は中海自然再生協議会の実施計画のひとつ、「浚渫窪地の環境修復事業」に基づいて実施しています。浚渫窪地とは、干拓・淡水化事業や高度経済成長期の陸地造成の際に、湖底の土砂を掘り出した後に出来た深掘り跡のことで、浚渫窪地は中海の中でも特に酸素がなくなりやすい場所になっています。中海の東~東南沿岸にかけて、中海の面積(86.79㎢)の1割に...

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02

有用二枚貝(サルボウガイ)の復活を目指す事業
~中海の「赤貝」が当たり前に食卓に並ぶ日を、もう一度~中海周辺では身近な海産物であった赤貝(サルボウガイ)ですが、今の市場で中海産サルボウガイを見ることはなくなりました。しかし近年、中海漁協と島根県水産技術センターを中心にサルボウガイをカゴに入れて吊す垂下養殖が盛んになり、有用二枚貝に関する調査への関心が高まってきました。私たちは、これまで浅場における有用二枚貝の生育に影響を与えていると考えられる...

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03

海藻類の回収及び活用事業
中海の沿岸にはオゴノリ類を主体とした藻場が広がっています。オゴノリ類は初夏から増え始めて秋には枯死した藻体が岸に打ち上げられる様子が観察でき、湖底では枯死して堆積したオゴノリ類がアサリなどの底生生物の斃死をもたらすことが報告されています。中海では昭和30年代頃まで海藻類は刈り取られて肥料として利用されていましたが、高度経済成長期に化学肥料の普及に伴って藻刈りが行われなくなりました。&n...

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04

中海圏域の利・活用プロジェクト
中海湖岸域の利活用プロジェクトは、「中海自然再生協議会」の実施計画であり、「中海会議」でも提案された事項を、個別ではなく相互関連に考慮し、「中海周遊サイクリングロード推進」のなかで、家族で自転車周遊を楽しむポタリングに注目して、場所の利活用提案を行うものです。米子高専建築学科と認定NPO法人自然再生センターによる共同研究です。活動をまとめた提案は、中海湖岸域の風景をとりこむかたちで計画されており、...

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認定NPO法人自然再生センターが事務局を務める、「中海自然再生協議会」は自然再生推進法に基づいた協議会の一つとして、『国連生物多様性の10年日本委員会(UNDB-J)』が推奨する事業として認定を受けています。
中海自然再生協議会(外部サイト)

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